塗料の情報館

塗膜不良対策建築編

わからないクレームほど単純ミスが多い

このページでは、うっかりミスとか、通常考えられないミスでクレームになるケースをご紹介します。

まず、クレーム現場にいきます。すると、「この材料は使えない」などと監督が怒っています。
挙句の果てに「弁償しろ」などとすぐにお金の話をもちだします。で、どうするかというと、まず状況をよく見ます。
そして、本当にその材料がだめなのかどうか、調色工場や、メーカー技術に確認します。それでわからない場合は、現場に残っている塗料の サンプル(生ネタ)を1Lくらいもらって工場に送り、実際に試験塗装してみて、同じ現象が起こるかどうか確認します。

ここで難しいのは、現場の職人さんたちは、口がさけても「私がこうしたからこうなった」とは言いません。
必ずといっていいほど、「きちんと仕様どおりに塗装した」と言います。まず100人中100人がそうです。

で、通常の販売店さんとかはメーカーと相談し、職人さんや塗装屋さんにさしさわりのないように報告書を作り、発注者の方に報告します。
しかし、濡れ衣で弁償させられてはたまったものではありません。

ここで一ついえることは、「本当にその材料が悪いのなら、日本全国同じクレームであふれるはずだ」 ということです。しかし、その例がなくてここの現場だけということは、なんかしら原因があるはずです。

職人はきちんと塗装したと言う。メーカーはこの製品は大丈夫だという。間にはさまれた営業は死ぬほど迷惑です。
私は実力で相手をねじふせるタイプですので、その現場で同じ材料を使って試験塗装してみました。すると何事も起きませんでした。
この事例をご紹介します。

1:クレーム勃発 現場で色別れ・色むらが起きたという連絡が入る。すぐに現場に飛ぶ
2:材料の確認 その現場はマンションで、天井と壁面を全部同じ色で塗装していた
3:調色工場に確認する。 調色した控えサンプルを検証。特に異常はなし
4:塗料の性質の検証 技術に相談する。特に異常も無し。過去にクレームなし
5:サンプルをもらう。 もらったサンプルが、製品と少し違うことを発見する
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ここで問題です。なぜ色別れが発生したのでしょうか

この現場は天井と壁面を同じ色で塗装していました。
天井は油性塗料・壁面は水性塗料を使用していました。
しかし、職人さんはそれぞれきちんと塗装したといいます。

その他うっかり単純ミスのケース

・硬化剤の配合ミス
・希釈シンナー違い
・・・などなど
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