塗料の情報館

大規模修繕

コンクリートの劣化

ここからは、DIYレベルを超えてさらに巨大な建物の劣化と調査についての技術コラムです。※現在マンションの施工見積もり・診断などは行っておりません。
対象物は、マンションや企業のビル、オフィスビル、学校などあらゆるコンクリート建造物が入ります。

建物そのものは長年の風雨や紫外線、地震・振動などによって少しづつ劣化していきます。特に環境汚染によって酸性雨が降るために コンクリートのもつアルカリ分が酸性化し、鉄筋などが錆びやすくなるために建物の傷み具合も早まりつつあります。

このページでは、コンクリート建造物を長年放置するとどのような劣化が起きるか、についての解説です。
基本的には塗装によって建物を保護するのですが、塗装も劣化が進行しますし、それに伴って建物そのものも劣化していきます。

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劣化写真集

劣化項目 劣化写真 解説
クラック
(ひび割れ)
ひび割れの種類も様々な要因があります。
これは代表的などこにでも見られるクラックです
クラック・漏水 屋上の土間が押し出してできたクラック。屋上の目地を深く掘り伸縮を緩和しないといけません。
または笠木そのものが浮いてしまっている
欠損 上記のクラックが進行してついに欠損した写真。これは工事中にはつった写真なので問題はありませんが、もし放置して欠落して人にあたっていたら一大事です。
漏水 ひび割れや塗膜の劣化により水分が浸入し、下の塗膜を剥がします
漏水による
エフロ
エフロはコンクリート内の水酸化カルシウムが水分の浸入によって溶け出して、空気中の炭酸ガス反応して炭酸カルシウムとなり、白く流れて固まりつらら状になります
漏水による
エフロ
同上
鉄の膨張による欠損 手すりの根元が腐食して膨張し、コンクリートそのものを浮かしてしまう現象。一度はつってもう一度成型補修します。
爆裂 水分の浸入により内部の鉄筋がさびて膨張し、コンクリートやモルタルを押し出して 欠損にいたります
欠損 手すりの根元が腐食してコンクリートそのものを破壊します。外部で欠落の危険があります
欠損 欠落寸前にあるコンクリート。見た目にはわかりませんが、まもなく落ちます。
ここは改修工事で一度撤去してモルタルで成型補修しました。

このほかにクラックの要因としては、
・ジャンカ
・コールドジョイント
・アルカリ骨材反応
・モルタルの収縮
・セメントの調合ミスか手抜きによるもの。
・耐震偽造によるもの・・・修復不可能
などがあります。
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