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2012年塗装〜2019年点検



防水塗装の意義

建物にとって最大の敵は雨水である。それさえ防げば、何十年でも耐えられる。屋上防水は最重要と言える。
写真は築30年以上経過した建物であるが、まめに手入れしているので今でも新築同様。

2012年5月塗装・2液型防水材サラセーヌ+2液型フッソトップコートサラセーヌTフッソ投入。

漏水することによってコンクリートは破壊され、塗膜やクロスは侵され、鉄筋は錆びる。
建物の劣化は資産価値に直結する。劣化した建物はもはや資産とは言わない。
1液型・2液型・断熱・フッソ。それぞれ試してみた。

防水のコツ

トップコートになにをもってこようと、最重要なのは防水層の厚みである。
最低でも1平方メートルあたり2kg以上の塗布量は欲しい。防水塗膜としての性能を発揮するにはそれくらいないとどうにもならん。
コンクリートのひび割れとか少しでも膜厚が薄いと平気で塗膜を破ってくる。そして漏水。

施工は、残りの缶数を考えてチマチマ塗るよりも、余るくらいたっぷりと用意して一気に塗らないと防水は美しい仕上がりにならない。
そして、美しい仕上がりにするにはスピードが最重要なのだ。
写真の仕上がりでも私は満足しない。塗り継ぎを目立たなくするにはひたすらスピードが必要だ。
フォースの修業はまだ続けないとなるまい

なんというか、「塗る」というよりは「流す」ほうがうまくいく。
トップコートも、「モップで水をまく」くらいの勢いでないと塗布量がつかない。防水とはそういうものである。
この現場のトップコートは2液型フッソを投入した。10年間は手入れがなくてすむ。膜厚もたっぷりとつけたので経過を観察するのが楽しみである。

下地処理

ひびわれ欠損補修はシーリング剤とセメントモルタルと兼用で臨んだ方がよい。
この現場、ひびわれとか付着不良が起きやすい個所はガラスクロスも投入した。
立ちあがりは補修程度に防水材が入っているが、やはりだれやすいので立ちあがり用を使った方がいいのだが固くて塗りづらいので素人の人にはお勧めしていない。
天端は防水材まで全部入っている

2液防水材

素人の方は「硬化不良」の恐ろしさを理解していない。撹拌機とか計量機を持ってない人は2液型をつかう資格はないと断言する。
硬化不良が起きてしまったら、もはやどうにもならない。はがすしかない。3倍以上の手間と費用がかかる
よってホームページではよほど確かな情報がない限り2液型の販売はしていない。他にもけっこう必要な道具が増える。

断熱

断熱とか遮熱のトップコートがけっこう流行っているが、暑いものは暑い。それでも、膜厚をたっぷりつけて遮熱トップコートを用いれば相当遮熱効果はあると思う。
それに、2液型断熱フッソという恐ろしく高いトップコートを使用したこともあるが、防水層が薄いと全く意味がなく、玉砕した。

2019年点検

7年ぶりに点検した。年がたつのは早い。まず、塗膜表面はびくともしていない。ひび割れもクラックの再発もない。ふくれもなし。
さすがにフッソトップコートの威力はすさまじく、水洗いだけで大丈夫そうだ。勾配がしっかりとれているので水たまりによる泥などの汚れもない。※膜厚が薄いと、この勾配が全くとれないので水とか泥がたまり放題になり、汚染やふくれ、劣化の原因となりやすい
ウレタントップコートは7年もたつとさすがに変色してくる。5年おきに塗り替え推奨は正しい。フッソは7年たってもチョーキングもあまりなかった。10年おきに塗り替え推奨の実力通りだった。
今回は高圧洗浄と、トップコートだけ塗装しておいて延命をはかる。
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